手放す

大学を卒業した翌年に作業場を借り始めたときに、粘土を100kg以上買いました。

等身大の人体を作る気満々で、塑像を一生続けるんだとその頃は思っていました。

何年も使うことなくカラカラに乾いた粘土が入ったリキテックスのバケツも、

劣化してボロボロ。

彫刻を作っていた期間より、絵を描いている期間の方が長くなりました。

彫刻を辞めたつもりはないけれど、もうそんなに大きなものを作ろうとは思わないから、

こんなに大量の粘土はいらなくなりました。誰か欲しい人はいないだろうか。

写真を焼くために買った引き伸ばし機も要らなくなりました。

いつかまたやろうと思っていたからなかなか手放すことができませんでした。

もう焼かないだろうなあ。行き場のないネガもプリントも、どうしたものか。

ちゃんと編集して気に入ったものを形にしておけばよかったんだけど、

それができなくて写真はやめたようなもんだから、無理な話ですね。

次に備えて、作業場を縮小するために、色々なものを手放さなければならなりません。

昔のドローイングもどこまで残そうか、まだ覚悟が決まらない。

久しぶりの木版の準備。

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この記事を書いた人

i am painter
my drawing is poetry
image personal primitive memory

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